最近良かった映画の紹介
こんにちわ 小野寺です
今年もうだうだ言っているうちに気付けば半年経っていました エジソンは電球の発明に半年かからなかったとか言われてるのに 私ときたらコロナを盾に引きこもり体質に拍車がかかりひたすら家チャーハンが美味くなっていく毎日です オラこんな人生嫌だ
上半期いっぱい映画見たので特に良かったものの紹介になります
「暁に祈れ」
イギリス人ボクサーのビリーがタイで麻薬所持で世界最悪の刑務所入っちゃったんだけどそこでムエタイ覚えて改心したよ〜的なあらすじです
僕はクソガキで映画は基本吹き替えでしか見ないのですが、この映画は字幕しかなくてマジクソかよ〜って思ったら実はトリックみたいなのが入ってました 。
前半40分くらい何言ってるか分かんないんですよ
訳のわからないタイ語まみれで罵詈雑言受けまくって字幕も一切なし もうずっと訳わかんない
これ実はビリー君もイギリス人でタイ語分かんないから視聴者も同じ体験させてるんですよね
外国人の謎の怖さってあるじゃん あれを疑似体験できる でもムエタイを覚えてちょっとずつ言葉を理解して少しずつ字幕も出てくる
言語をここまで巧みに演出として使ってる映画あるかよ 見応えがえげつないです
アマプラにてレンタル中
「ピーターラビット」
いや、マジで ピーターラビットなんだって
ホントホント 大マジです
ネットでちょっと話題になってたけどいざ見たらバチクソ面白かったです。
かわいいと思いきやめちゃくちゃエグい下ネタとかバンバン出てくるし
「これを勘違いして借りてきた親御さんゴメンね！これ子供に見せる映画じゃないから！」
って本人がメタで言うんですけどそういうのって寒くなると思いきや全然そんなことなくて
「かわいさとか知名度を盾にこんなハチャメチャなことやってるぜ俺ら〜」的な寒さが全くないんですよ
深夜のNHKは見習って欲しい 最初から最後までずっと面白い すごい作品でした。
多分アマプラかネトフリにある
「クライマックス」
22人のダンサーが別荘でリハーサルをしてて、その打ち上げのお酒に誰かが麻薬を混ぜた 22人全員でラリって地獄絵図にってあらすじ
一言でいうならこの映画 「見る麻薬」
最初からラストまでワンカットで進んで行くのですが、オープニングのダンスから始まり打ち上げと見ているこっちも最高に「FUUUUUUUUUUU」って気持ちになる
そこから一人また一人とラリっていき想像し得る最悪の結末へとちょっとずつちょっとずつ進んでいく
映像の演出もどんどん幻覚や断末魔のような幻聴 辺りを見渡せばレイプ 自殺 近親相姦とこれ以上ない地獄絵図に
前半の何気ない会話から人間関係をちょっとずつ理解でき、その関係の中で起こりうる最悪の結果までワンカットかつ凄まじい映像表現で繋げるのはお見事すぎる
クライマックスを見て一緒にトんでオチよう
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「ヘッドショット」
インドネシアアクションはとにかく格闘シーンとか痛々しさとか主人公がボッロボロになって戦うのが良いんです
ヘッドショットはとにかくカメラさんが凄くて炎上したバスからガラスを突き抜けて飛び出すシーンなんか カメラも「バリーン！！！ガシャーン！！！ ドスーン！！！ゴロゴロゴロゴロ！！！」みたいな
えっ？カメラさん体張りすぎじゃない？ 今のどうやって撮ったの？見えてないとこで身体を張ってる人がいるのがひしひしと伝わってきて臨場感が凄いんですよね
もうとにかく見て 凄いから
インドネシアアクション凄い
本当にインドネシアアクション凄い
イア凄
ネトフリにて配信中
「ゆれる」
東京でイケイケの弟と田舎のガソリンスタンドで働くしがない兄
ある日弟が田舎に帰ってくると幼馴染の元カノと会う 久しぶりに兄弟と幼馴染の3人で渓谷で遊ぶのだが幼馴染が橋から落死する
その時橋の上にいたのは兄だけだった 、殺人容疑のかかった兄、それを助けようとする弟 裁判を通じて始めて混ざり合うお互いの気持ち
一体あの時何があったのか
田舎の兄ちゃんという典型的な役でここまで狂気というか気持ち悪さを演出できる香川照之の演技力にひたすらゾッとする
最近では昆虫博士の変なおじさんみたいになってるけど香川照之ってマジで凄いんだなっていうのがしみじみ伝わってくる
日本特有の田舎という閉鎖空間での人格形成やちょっとした伏線が後でとんでもない爆弾となって視聴者に落ちてくる ラストのお兄ちゃんの表情が忘れれない
見ないという選択肢はないです
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「切腹」
あらすじ 江戸の末期、職を失い食うのに困った浪人が、金持ちの家で「腹を切るから屋敷の庭を貸して、道端で死ぬのは面子が立たないからさ」と言うと
ドン引きした金持ちが「ちょっとお金あげるから帰って」といって金銭を渡し追い返すという浪人による死ぬ死ぬ詐欺が横行していた、
それに気付いた金持ちは次にやってきた詐欺浪人を家来で囲み本当に自殺に追い込む
その後また一人「腹を切るから庭を貸して」と一人の侍がやってきた所から話は始まる....
武士道とは何か 人間のプライドとは何かという、日本人のいう「武士道」なんてのは本当にクソみたいなもんなんだぜというある種タブーの様な一石を投げまくっている映画
これ60年代の時代劇なんですけど何かこう通ぶって映画オタクに凝ったの勧めてるとかじゃなくてマジで万人が見て面白い、凄い と思える名作です
人と人とのプライドのぶつかり合い またラストの伏線の回収まで脚本がお見事すぎる 60年代にここまでやるのは凄いとかじゃなくて現代でやっても永久に語り継がれるような名作なんじゃないでしょうか
いやこれマジで見て欲しいんですよ 最初は侍言葉がキツすぎて何言ってるか分からないんですけど30分ぐらいすればその世界に引きずり込まれるので みんな見て 頼むから
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梅雨早く開けるといいね 小野寺でした
