生活

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ちょいブスの巨乳が一番抜けるという話


女「好きな女性のタイプは?」


19:30 池袋 磯丸水産にて




目の前の女性が自分にそう尋ねてきたとする。




その脳内には様々な想いが過るに違いない。目の前の人間との関係性にもよるが、思うに、純度1000%の本音をレスポンスするオスは、ほとんど皆無と言えるだろう。



(どうしてそんなことを尋ねるのか?)



よほど酩酊しているケースはさて置き、通常は真っ先にそこのところを考える。相手が何を期待しているのか?どんな言葉を狙っておられるのか?本音をぶつけても許されるメス、オア、ノット?無意識的に様々なハードルを見据える。



(最適解はどこなのか?)



人と人とのナマの触れ合いには、温度がある。だが、温度というものは目に見えない。故に、繊細に相手の温度を推し量り、自らもその温度に適した言葉を返さなくてはならない。我々が最適解を探る瞬間である。




俺「パイオツがデカければデカい程良し、アルファベットでいうところのF自前のハチロクでその峠を責めたい 言うなれば頭文字G




救い用のないくらいの本音である その実直な性格にはさながら天晴れではあるが、この事実を受け取った女性はフォーナインの確率で経血がさがりにさがり「おっと、持病の生理が...」と現場をそそくさと後にするか、宇宙エントロピー的作用が働き家が急激に遠のき「まだ20時前だけど私終電だから」と撤退するのである。



好きなタイプは嘘つかない人かな〜とかほざく淑女の皆様にはこれぐらいの器をもつ覚悟をもって発言をして欲しいものだ





俺「俺のこと好きになってくれる人なら誰でもいいかな〜」



結局、無難な地点に軟着陸するしかない。相手との関係性が微妙であればあるほど、僕たちは安全な妥協点を模索することだろう。



俺が「オッパイ!」と叫べば叫ぶ程メスの面々は「やっぱり身体が目的なんだ...」と後退の歩みを進める、殆ど辻斬りのような女しかいないのだ。





「人は見たいと欲するものしか見ない。」



カエサルの言葉だ。目の前の女は、端っからあなたの言葉など、どうでも良かった。ただ自らを取り巻く不遇に納得のいく響きを、調べを。"男性という一般概念の中から引き出したかっただけのことだ。






そもそも、我々は12にも身体であり、ヤれるかヤれないかといった天秤が確実に存在する生き物なのである。目の前の女性を天秤にかけヤれるまでの労力と時間を天秤にかけ見定めている。



「ちょいブスの巨乳が一番モテる」こういった話を聞いたことがないだろうか、このメカニズムを解明するとちょいブスの巨乳とは天秤でいえば3g程度の分銅でしかないため時間対効率が非常に良いのである。



男は天秤に手をかけブスは承認欲求を満たす。そんなwin winな関係がちょっと前のインターネットの縮図として確かにあったはずなのである。



ところが昨今この均衡が壊れつつある。


マッチングアプリの存在だ。


どんな顔立ちであろうと穴を持っているという事実から絶え間なくおちんちんから飛んでくるメッセージにより承認欲求を満たせるため、どんな女性であろうと人を選べる立場になってしまったのである。事実上天秤にかかる重りが分銅から文鎮並みにパワーアップしてしまったのだ。



これは男性君主の皆にとっては大打撃であるが、ある種おちんちんという本音故の自業自得でもある。



ととのつまり、本音とは言わないことがお互いにとって良いことしかないのである。



これを読んでいる淑女の皆様は「はぁ?女性の本音とかマジでエグいからね?」みたいな印象を受けるであろうがそれはそれこれはこれなのだ 言わない方がお互いのためでしかないのだ。


それでも尚人と本音で対話がしたいなんて勘違いしている方、そもそも本音とは対話の中には存在しないのだ。




訊いてもないのに抜かしている言葉。


普段から口さがなく喧伝しているナマな表明。



本当の意味における人の心は、そういうところから読み取るべきだ。尋ねて返ってくる言葉は、並べて"よそ行きの声でしかない。



訊いてもないのに語ること。

酔ったときに垂れ流す戯言。




本音は、そういうところに眠っている。