性病になってフォロワーに助けられた話
パンツを脱ぐとそこは雪国であつた。
ある朝、パンツを脱ぐと白くネットリとしたもので濡れていた。
俗に言う夢精というやつを初めて体験し感動した、また一つネタにできるエピソードが増えたと小躍りする。ツイッタラーの悲しい性である。
下半身のトンネルを抜け布一面を白く染め上げる。
川端康成の名作「雪国」の一節
「トンネルを抜けると雪国であつた。」
これは川端先生が夢精からインスピレーションを得ているというのがよくとって分かる。
さておき、トンネルの様子が少しおかしい。
いつもは黄色と白色2色のコンコルドを奏でているが、どうやら今日は少し緑色じゃないか。
また血税で国が無駄なトンネル作ってやがるぜ へへ
地方整備局にクレームを入れたい気をグッと堪え、会社へと行く。
次の日
「パンツを脱ぐとそこは雪国であつた。」
まさかの2連チャン夢精である。 チンコが確変起こしボーナス確定していた。
水のように優しく~ 花のように劇(はげ)しく~
性の場において連続で2、3回戦出来る猛者は度々いるが二連続で夢精とは聞いたことがない。 お前らが信だというなら俺は王騎だ。そこどけそこどけ俺が通る。 肩で風を切りながら歩いた。
異変に気付いたのは会社のトイレだった、変えたはずのパンツにネットリした雪国がひょっこりはんしていたのである。
どうやら四六時中俺のトンネルからは雪国が溢れ続けていたらしい。
川端先生もアヘ顔で「ふぇえぇぇぇぇぇええ そんなにしたらウチの眠れる美女がおかしくなっちゃうううううううう ヒメェェェェェ!!!!! マイヒメェ!!!!!!!!」
と叫んでいるではないか。そろそろ怒られろ。
流石の俺も怖くなってくる、絶対におかしい なにかがおかしい、四六時中チンコから得体の知らない何かを垂れ流しながらも、何事もないかのように街を練り歩く俺。
生理なのにポーカーフェイスで生活する女性たちを思い出し、お月の日ってこんな感じなのかなって少し興奮もした。狂っているのはチンコか?それとも世界か? 教えてよメリージェーン。
帰ってネットで病状を調べる。ネットのある時代に生んでくれてありがとうお母さん。
これがもし江戸だったら「ぺにしりん」を作ってくれる未来からの使者を待つしかない。 僕の病気は一生治らず
「せんせぇ! そっちの穴は違う穴ぜよぉ!」
「なぁに安心せい ぺにしりんはこっちの穴から入れるのが一番じゃい! ホレェホレェ!!!(バチンバチン) なんだこの尻の情けない音は!? 文明開化の音だしてみろオラァ!!!」
「アァァァ~~~~~ 日本の夜明けぜよぉ~~~~~」
こういった具合に坂本龍馬とアナルファックに勤しみアナラーとして歴史に名を刻むとこであった。
病気調べたらガッツリ性病でしたね。
いやぁ参っちゃうね まいっちんぐまちこちゃん。
病名がつくという事は治るかもしれないという希望からか、はたまた俺は悪くない 悪いのは全て病気のせいだからだという逃避的思考からか。
無事性病と判断され、没落者としての烙印を押された訳であるが、一人ではこのカルマを抱えきれず、同じ寮に住む岡本君に泣きながら相談した。
するとどうだろう次の日には同期達全員に性病が知れ渡っていた。 岡本マサキ おい
全員が全員 俺を被爆者のように見るじゃないか。
寮には各階に共用の洗濯機があるのだが僕のいる5階の洗濯機は誰も使わなくなり、一個上の6階の洗濯機をみんな使い始めた。
俺も負けじと一個上にあがり6階の洗濯機をつかう。
7、8階と全ての洗濯機を使い俺は岡本君にいい加減にしろと殴られた。
これが公害被害者に対する本当の世論である。 平等平等と掲げつつも本当はどこか汚いものと見ている。何が正義だ。
このイタチごっこはちょっと楽しかったです。
性病という単語で一人の男を思い出す。
「MCコアラコアラ」だ。
同じ名古屋のフォロワーで度々飲んだりしていたが、性病といえばこの男である。 かかったことのない性病など一つもなく。
「コアラさん、クラミジアは?」
「勿論もっています!ホラ(ボロン」
なにか性病を言えば即答で教えてくれる。
「トリコモナス症は?」
「お客さん通だね~ イキのいいやつはいってますよほら(ボロン」
性病においてコアラさんの右に出るものはいない
そもそもMCコアラでいいのにコアラコアラって2回言ってるんだもん 頼りにならない訳がないのである。
泣きながらコアラさんに電話をする俺、
「ヒト畜、大丈夫だよ、それは治るやつだから」
あぁ、これほどまでに心強い言葉があるだろうか
「性病、辛いよね 誰にも言えないもんね その孤独との闘いは僕が一番わかるよ。まだ治るからいいじゃん僕のなんてもう治らない ほら(ボロン」
久々に人の優しさに触れた。 思えば少し距離を感じていたのかもしれない、コアラさんはウンコのツイートで19万という絶バズをしており
俺は心のどこかで少しコアラさんが遠くへ行ってしまった気がした。
だが、その垣根を超えて二人の男を「性病」が繋げてくれた、性病乾杯🥂
「性病はね、男を一つ成長させてくれるんだ、これを乗り越えたらもう怖いものなんてないよ ホラ(ボロン」
こんなにもあったかい性病があっただろうか、ありがとう性病 偏差値1ケタで繰り広げられるその会話は「絆」そのもであった。今年の24時間TVは性病でいきましょう。頼んだぜNEWS
僕はコアラさんから性病の薬と飲みの約束を取り交わし1週間後無事に完治した。
ワンモアチンポ
山崎まさよしは歌っていた
「これ以上何を失えば 心は許されるの」
色々な形の絆がある。有象無象に繰り返されるその関係性の中でコアラさんと俺はチンポで深く繋がりあった(セックスしたという意味ではない)
「どれ程の痛みならば もう一度君に会える」
辛い事があるとネタにする弱い人間にいつしかなってしまった。 痛みや苦しみから逃避し笑いにするその背中はどこか心憂い
「one more time 季節ようつろわないで」
大雨が止んでやけに熱い一日だ 夏の始まりなのか?性病ってのはやっぱキツイ。セックスは好きだ。セックスは俺のことを好きなのだろうか?シラフで自分のことを見つめるなんてまっぴらだ。セックスはする。女に罪はない。学ばない俺が悪いと、ただそういうことしか思わない。
誰かの、何かのせいにして、自分の人生がマシになったことが一回でもあったか?そんなことはあるワケがねえんだよ。
「one more time ふざけあった時間よ」
セックスもするし性病にもなる。そうしたらブログにする。そうすれば性病に価値がつくかもしれない。
なぁ俺の性病 少しは報われたかい?